【イギリス系インターに必要】UKisetとは何か

UKisetとは、イギリス人ではないinternational students向けのテストで、イギリスにおいて現在270校以上の私立校(independent school)が受験の際にスコアの提出を求めています。応募した子どもが学校のレベルや気風に合っているかを判断するために使用されます。

以前紹介した” Great Nine”と呼ばれるイギリスの名門パブリックスクール9校の一つである「ラグビースクール」においてもadmissionにUKisetのスコアが求められています。

UKisetは世界中にある認定された試験会場や、イギリス国内において、さらにオンライン上で受験することが可能です。また、テストは英語で行われます。入学後に英語で実施される授業についていく能力があるかどうかを判断することが目的です。テストでは、言語や数学のスキル、問題解決能力、学習する能力(覚えの良さ)などが問われます。

UKiset 概要

・対象年齢:9.5才〜18才

・国籍:制限なし(英語がネイティブの生徒も受験可能)

・費用:£295(約45,165円)

・テスト時間:約2時間

・結果:3営業日後にprofile reportが送られる

・テストの項目:

  • Nonverbal Reasoning:絵や図、形などを使用して問題を解く能力が問われます。
  • Verbal Reasoning:言葉を十分に操る能力が問われます。
  • Mathematics:数字や値、数列を扱う力が問われます。
  • English skills: 文法、単語、読解、リスニング、クリエイティブライティングの能力が問われます。

・テスト結果の有効期限:1年間

・再受験できるまでの期間:4ヶ月

URL: https://www.ukiset.com


▼テスト結果の表示

UKisetを受験すると、The Parent Report (profile report)とThe School Reportという二つのテスト結果が返ってきます。

The Parent Reportには、reasoning test(上述したテスト項目の1-3)とCambridge English assessmentにおける生徒の成績が表示されます。

具体的には、以下の情報が含まれます。

・reasoning testにおける標準得点:数万人以上の私立校に通う同年齢のイギリス人生徒と比べて、相対的に評価されます。

・National Percentile Ranking (NPR):各項目において、ランダムに選ばれた100人の同年齢のイギリス人生徒に成績が良い方から1から100番まで順番をつけた際に、受験者がどこに位置するかが示されます。

・Stanine (Standard Nine) Ranking: NPRを元に、他のイギリス人生徒と比較し、評価されます。

・平均点:自身のスコアに関して、Verbal Reasoningを含んだ場合と含まない場合に分けて、2つの平均点が計算されます。

・English CEFR level:UKisetの素点と、それに応じたCEFRのレベルが示されます。




The School Reportには、UKiset受験者に関する、より包括的な評価が表示されます。そこには、受験者の手書きエッセイや、イギリスの私立校に通う生徒と比較した場合の成績などが含まれます。この情報は、志望校の書類選考に使用されます。

具体的には、以下の情報が含まれます。

・Profile Report:The Parent Reportの情報と同じです。

・受験者のexpository essay:受験日に書いたエッセイが送られます。エッセイによって、受験者の言語表現力や文章構成能力、どのような意見を持つが明らかにされます。

・GSCEやA-Level、IBにおける予測スコア

・教える際や生徒が学ぶ際に必要と考えられる情報





★ラグビースクール・ジャパンを含め、日本国内の寮があるインターナショナルスクールについては、こちらにまとめました。