【英語レッスン】オンラインレッスンと対面レッスンはどちらがいい?

YUBU CAMPでは、子どもたちに英語のプライベートレッスンをおこない、対面とオンラインの2つのレッスンスタイルで提供しています。

そして「対面レッスンよりオンラインレッスンの方がよい子どもがいる」という発見がありました。

今回はその2つのレッスンスタイルの比較をしてみたいと思います。


▼オンラインレッスンの方が集中できる子どもがいる

「小学生はオンラインで2時間のレッスンなど、集中力的に難しい」

これがオンラインレッスンの開始前に私が勝手に思っていた仮説です。対面レッスンを絶対視し、子どもだからこそ対面の方がいいと心から信じていました。

しかし昨年強制的に全員がオンラインレッスンになったことで、これが私の思い込みであることを悟りました。

もちろん、対面の方が集中しやすい子どもの方が多かったことは事実です。それはある意味予想通りだったのですが、予想外だったことはオンラインレッスンの方が集中できる子がいる、ということでした。

全員オンラインレッスンになった時、具体的に3パターンの子どもがいました。

①オンラインレッスンであからさまに集中力が落ちる
②学習としてはどちらの形式でも変わらない
③オンラインレッスンの方が集中できる

私の驚きは、現実には②の子どもが多かったということと、想定外の③の子ども達がいたということです。


▼対面レッスンとオンラインレッスンのメリット・デメリット

対面レッスンの方がやりやすい点をあげると、書き込む形式のワークブックなどを一緒にやる場合は、やはり対面がスムーズです。オンラインでもうまくやる方法はありますが、そのための手間や準備が必要です。

YUBU CAMPでは緊急時亭宣言時に、全ての生徒をオンラインレッスンに切り替えた時期がありましたが、オンラインレッスンの方が集中力が落ちる子が多かったことは事実です。(当時は初めてで、かつ緊急避難的に始まったオンラインレッスンだったので、こちらが教え慣れていなかったという問題もあったかもしれません。)

一方オンラインレッスンの方がやりやすいワークもたくさんあり、内容については何をどうやるか次第で、どちらの形式でもうまいやりかたがある、というのが実感です。例えば動画を見てディスカッションをする、TOEFL対策のエッセイライティング(実際のTOEFLもPCに向かって書くのでより実戦に近い)の練習などは、むしろオンラインの方がベターです。

当たり前の結論に聞こえるかもしれませんが、対面・オンラインで全く同じレッスンを同じようにしてはいけません。これまで対面でやっていたことを、そのまま同じようにオンラインレッスンでやろうとすれば、対面レッスンの劣化版になります。各形式にあったレッスンをすることが求められます。

地に足のついた学びを提供する

こうした驚きが生まれた背景は、私がこれまで対面レッスンを主としてやっていたことや、やはり人と直接会う方がオンラインよりいいに決まっていると、勝手に固定観念を持っていたことです。

「英語の学習」では、必ずしもその思い込みが正しい訳ではないことを学びました。ましてや子ども達は、「固定観念にとらわれない未来の人間」です。

21世紀の子ども達を20世紀のバイアスでとらえず、頭でっかちに理論を振り回すまえに現場で経験と実践を繰り返して、地に足のついたより良い学びを探求していきたいと思います。