英語能力指数2021~日本は初の下位1/3のグループに

毎年発表される、『EF EPI英語能力指数』( 世界112か国・地域の約200万人の英語試験ビッグデータを活用した英語能力のベンチマーク)が発表されました。


▼日本は世界112カ国中の78位

日本は78位で、初めて下位1/3のグループに落ちたということです。

こうやって「低い」に分類されて発表すると悲しいですね。

ちなみに昨年は100カ国中55位だったので、23位順位が落ちていますね。

今年112カ国になって、母数が12カ国増加していますが、それ以上の下落ということです。

1.    日本のランキングは大きく順位を下げ112か国中78位に

参加国の増加に伴い日本の相対的順位が下落する傾向がより顕著に。2011年の調査開始以来初めて、日本の順位が全参加国・地域中、下位1/3のグループに位置する結果となりました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000006252.html
https://www.efjapan.co.jp/epi/


▼日本人が英語はできないことと日本の英語力後退は別

1位はオランダですね。

オランダ語は言語的に英語と近く、有利ということはもちろんありますが、オランダや北欧は、現地でいきなり私達が英語で話しかけたとしても、何の問題もなく普通に英語で返ってきますね。

ちなみに、日本語が英語から遠い(言語学でいう「言語間の距離)ことは事実です。だからしょうがない、という話ではないですが、そこのハンディは実際大きいです。アルファベットを使い文法構造が近しい母国語話者と、文字や文法構造も全く違う日本語話者では、スタート時点が全く違います。

だからこそ、日本人の英語学習は頑張るべきチャレンジングな課題ともいえます。

この評価はEFという会社が毎年発表しているベンチマークで、この評価自体がどれほどなのかを、私自身がすごく詳しく調べているわけではありませんが、母数がある程度多い同じ団体の評価であれば、相対的な順位は参考になると思います。

「日本は英語ができない」という議論は昔からあるものですが、その状態がどんどん後退している、という点は憂慮すべきことだと思います。

がんばっていきましょう!