内閣府での議論:一斉授業は限界→個別最適な学びへ

「子ども達が多様化する中で、紙ベースの一斉授業は限界」

内閣府の「総合科学技術・イノベーション会議 教育・人材育成ワーキンググループ(第3回)」の資料をみていて、政府でもこういう議論がされいました。

https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kyouikujinzai/3kai/siryo1-1.pdf


▼一斉授業の限界は誰もが気づいていた課題

物事にはメリット・デメリットがあります。

集団の学校生活をおくったことがあれば、一斉授業の限界は誰もが知っていることです。

理解が追いついていない授業が続き、勉強や科目が嫌いになる。

とっくに理解していて授業で学ぶ必要がない授業に、皆と同じペースでという理由で、出席し続ける。

多様化する世界で、自分に合った学びをマイペースで進められる選択肢があるといい。

心からそう思っています。

YUBU CAMPでは動画を1つだけ作っていますが、これはそれが言いたくて作ったものです。

こうした学習を、完全習得学習(点数ではなく身につけることを目指す教育)と言うのですが、著名なものだとカーンアカデミーはそういった考えで設計されています。

たまたまその時期にその集団の教育にハマらなかった、というだけで学びが嫌いになっていく子を見ることは酷です。

私はこの辺の課題意識が強く、国際教育Laboのトップページにもこの2つの動画をおいているのですが、時間があれば、こちらのカーン先生の動画もご覧下さい。


▼21世紀には解決できる課題

一斉授業の限界という課題が事実でも、20世紀にそれを解決しようとすることは、簡単な話ではありませんでした。

しかしそうしたソリューションがなかった時代はもう過ぎ去り、21世紀になってインターネットが普及し、学びは「個別化・マイペース・どこでも」が可能となりました。

手段とテクノロジーは、もうあるのです。

後は人が本気でキャッチアップするかです。

Let’s move forward!