自立した人間に育てるために絶対知っておきたい親子コミュニケーションのルール

自分の頭で考えてそれを表現できる人間になって欲しい。

私も子ども達にそう思っていますし、そんな思いを持つ保護者の方は多いです。

今日はそんな思いを持つ保護者に向けて、親子のコミュニケーションに関する、質問と待つことの重要性を、大いに強調したいと思います。


本当に話をしっかり聞いているか

親子でしっかりコミニケーションを取ることは、もちろん大切です。

この時、振りかえって確認して欲しいことは、「話してはいるけれど、自分が一方的に話していたり、指示をするようなコミュニケーションになっていないか。子どもの話を本当にしっかり聞いているか」です。

コミュニケーションと言いつつ、実際は親がほぼ一方的に話していたり、子どもの考えや感情を聞かずにコミュニケーションをとっているというケースも少なくないかもしれません。

日々日々忙しい中で毎回は難しいかもしれませんが、大人が質問をして、じっくり彼らが考えている、思っていることを待つという時間が大切なのです。

 


なによりまず質問すること

子どもの考えを聞くための第一歩が、質問をすることです。

YUBU CAMPのレッスンでも、自分で考えて意見を発信できるようになるために、学年に関わらず、先生は子どもにたくさんの質問をします。

質問されるから、聞かれるから、答える側は自分の意見を考えます。

実は子ども達には、こういう機会が足りていないケースが多いのです。


▼質問したら、子どもが答えるまで「待つ」

自分1人の意見を聞かれて、それに答えるまで待たれているという状況は、集団指導の教育では難しいですし、少ないのです。

自分で考えて発信できるようになる。

この練習は実はこうして簡単なことなのですが、なかなか行われていない、というのが現実です。学校や集団指導の塾では行われないので、家庭環境のコミュニケーションによる差が明確にでます。

子ども1人と時間をとって向き合い、たくさん質問をする。

そして子どもが思ったことや考えたことを言うまでじっくり待つ。

これが自分で考え、意見を発信する人材になる第一歩なのです。