【子どもの英語学習】言語習得に大切な接触時間

英語を学ぶことの難しさの1つが、すぐに身につかないということです。

子どもたちが毎日家で勉強したとしても、英語を不自由なく使えるようになるには、数年が必要になります。

これは英語に限らず、母国語でも同じですね。

母国語の場合、話すだけならば語学の「勉強」として意識はしていませんが、不自由なく言っていることがあわかり、話せるようになるには毎日その言語環境にいたとしても、年単位の時間がかかります。

子どもたちの英語学習を応援する中で、言語習得に本当に必要なことは何なのでしょうか。

 

英語との接触時間の確保が一番大切

実は言語習得は、本質的には皆さんが思っているほどに、知的に難しい訳ではありません。

母国語で考えるとわかりやすいですが、日本で生まれ育った日本人で、日本語が難しくて習得できないというケースは基本的にありません。

その一方で、英語を勉強の一科目として学ぶと、苦手意識を持ったりもします。

なぜ母国語だと最終的に誰もができる言語が、外国語だと時に難しいのでしょうか。

母国語習得と最大の違いが接触時間

英語を習得するためには、当然ながらその言語への接触時間が長い程、理解が深まります。

赤ちゃんの母国語習得をイメージするとわかりやすいですが、ネイティブスピーカーは母国語を話すようになるまで、その言語環境で何年も育ち、教育を受けます。

母国語なので「勉強時間」という感覚はありませんが、どの言語でも習得までには、大量の接触時間が必要なのです。

子どもの言語吸収力は、大人よりも何倍もポテンシャルがあります。

しかし、スポンジ並みの言語吸収力があっても、週に1回程度の学習では、しみ込ませるものが足りません。週に1回程度のレッスンのみで、他に何もしなければ、次レッスンまでに吸い込んだものが乾いてなくなっていることもあるでしょう。

時間さえ確保できれば習得可能

逆に言えば、英語習得は接触時間がしっかり確保できれば、語学は誰でも身につけられるスキルです。

知能や才能に関わらず、日本人であれば日本語を話せるように、アメリカ人であれば英語を話します。

ただその習得には多くの接触時間を必要で、時間がかかるのです。

英語接触時間を確保する工夫が大切

もちろん、外国語学習に母国語並みの時間を割くことは難しいです。

しかしできる限り英語接触時間を増やせば増やすほど、理解と学習は進みます。

YB KIDSでもYUBU CAMPでも、英語接触時間を自然と測定する仕組みを取り入れたり、生活の中で習慣化する方法など、色々工夫やアドバイスをしながら、効率的に楽しく学習できる環境を心がけています。

どんなに効率的なレッスンであったとしても、月3-4時間の接触時間での言語習得は簡単ではありません。

まずは2000時間の英語接触から

英語学習という長期戦の中で、どうやって日々英語にふれる接触時間を確保していくか、が最も大切なポイントになります。

工夫を重ね、日々の接触時間確保の努力を行うことで、まず最初の2000時間、3000時間の英語接触を確実に目指していってください。

小学生前に2000時間接触を達成したケース:小西さん

そうはいっても、日本で暮らしていて、なかなか2000時間も英語に触れることは難しい。

そう思った方には、例えばそれを子どものうちに達成してしまう家庭が、どのように英語接触の機会をつくっているのか、こちらの記事を参考にしてみてください。

【保護者インタビュー①】子どもの家庭英語学習の成功の秘訣は?