【CEFRとは】
CEFR(セファール)とは、「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠」(Common European Framework of Reference for Languages)のことです。外国語の能力を測る国際的な基準であり、2001年に欧州評議会から発表されました。
具体的な試験があるわけではなく、あくまでも基準として使用されます。資格や検定試験の試験結果をCEFRのレベルに関連付けることによって、世界共通でレベルの認識が可能となります。CEFRで提供されている参照枠は38言語にわたり、「自分は、英語はB1レベルで、スペイン語はC1レベル」といったように、言語間の比較も可能となります。
CEFRにはA1、A2、B1、B2、C1、C2の6つのレベルがあります。A1とA2は「基礎段階の言語使用者」、B1とB2は「自立した言語使用者」、C1とC2は「熟達した言語使用者」を指します。
英検をCEFRのレベルに紐付けると、
・3級はA1レベル
・準2級はA1〜A2
・2級はA2〜B1
・準一級はB1〜B2
・1級はB2〜C1
に該当します。英検以外にも、TOEICやIELTS、TOEFLなどにおける対照も可能です。詳しくは下記の表をご参照下さい。
近年では、大学入試においてもCEFRが使われるようになってきており、これからさらに注目されることが予想されます。