子どもの英語学習を進めているが、その英語力はどの程度なのか。
洋書を読んでみたいけれど、自分やお子様のレベルに合っているか分からない…
そんな方に活用していただきたいのが、Lexile®指数です。
子どもの英語力の把握では、もちろん英検合格は1つの指標ですが、Lexile指数(レクサイル)も目安となりますので、その解説をします。
Lexile(レクサイル)指数とは
Lexile指数とは、アメリカのMetMetrics社が開発した、英語の読解力と文章の難易度を表す指標です。
英語圏で必要とされる標準的な「英文を読む力」を基準として、文章の単語数や難易度、構文の複雑さ、長さなどを総合的に数値化しています。
自身のLexile指数が分かると、能力と興味に応じた英語書籍や記事を検索することができるのです。
現在、世界180の国と地域で使用され、2019年9月時点で約50万冊の書籍がLexile指数で分類されています。
なお、Lexile指数は便宜的なものであり、ある特定の学年にとって適切な読書能力指数または英文難易度指数とはどうあるべきかを示すものではありません。
Lexile指数の活用法
Lexile指数の活用法としては、主に以下の4つが挙げられます。
・自分にピッタリの本を検索する
・図書室の洋書をレベル順に陳列する
・授業の課題として
・課題図書の選出に
TOEFL Primary Step 1・Step 2、TOEFL Junior Standard 専用のLexileウェブサイトから、無料で自分の読書レベルと興味に合った英語の本を見つけることができます。
Lexile指数の目安
Lexile指数は、TOEFL Primary Step 1・Step 2とTOEFL Junior Standard のリーディングセクションのスコアから算出されます。
読者にとって適切なレベルの英文は、その人のLexile®指数より下は100Lから上は50Lまでの範囲となります。(例:900Lの場合は、通常800L~950Lが適切な範囲)
TOEFL Primary Step 1・Step 2 では、BR250L~750L、TOEFL Junior Standard では510L~1160Lの範囲で測定可能です。以下の図を参考にしてみてください。
※図中の「Grd.」はアメリカ合衆国の1年生~12年生までの学年を表し、典型的なLexile指数目安です。(出典:https://gc-t.jp/support/lexile/)
英検とレクサイル指数の目安
・5級 300~380L
・4級 460~520L
・3級 530~570L
・準2級 740~770L
・2級 1,000~1,020L
・準1級 1,180~1,200L
・1級 1,290~1360L
Lexile指数の使い方
英検のテスト結果でもレクサイルの目安は示されます。
YB KIDS・YUBU CAMPで子ども達が英語本多読のために利用しているRazーPlusでは、英語の本のレベルがAからZまでありますが、これもレクサイル指数と対応しています。
子どもの英語力の目安を理解して、英語の読書のぜひ楽しんでみてください!