【小学生の英語の苦手Q&A】テスト結果が悪かったのですが、どうしたらいいですか?~正しい2つの振り返り

私たちが子ども達の英語教育に10年以上関わる中で、小学生・中学生の英語学習で、親御様からよく頂く質問・疑問に答えていくシリーズです。

これまで10年以上にわたり、たくさんの子ども達の英語学習をサポートして、その成長過程を見守ってきました。色々な知識と現場での経験から、子どものうちに英語を得意にしていきたいと、思う皆さまの力になれるように、回答していきます。

 

小学生の英語Q&A:テスト結果が悪かったのですが、どうしたらいいですか?⇒正しい2つの振り返り

学習が常にうまくいくとは限りません。

時として結果が期待にそわないこともあります。子どもが学校の英語のテストで、思うように結果がでないこともあるでしょう。

そんな時にどうしたらいいか、どう振り返りと復習を進めたらいいか。

つきつめるとやることは、実はシンプルです。今回はその解説をします。

テストの正しい振り返りを行う

まず、結果に関わらずテストの復習を行うことです。

復習は当然に聞こえるかもしれませんが、点数がとれてない子ども程、テストの復習自体を行っていません。

次のテストへの改善という意味で、テスト復習は大変効果的です。

なぜならば自分は何がわかっていて、わかっていないかがテスト結果そのものだからです。

調子が悪い時に、どこがどう悪いのかがわからなければ、医師も治療はできません。

まず自分の状態をしっかり把握して、理解が足りない部分をしっかり認識することが第一なのです。

正しい振り返りは内容と学習計画の2点で行う

振り返りはテスト内容だけではありません。

もう1つ振り返りを行って欲しいことがあります。

それは学習計画の振り返りです。

テストに向けて自分はどの程度、学習計画通りに学びを進められたのか。

計画通りに進めて想定通りの結果が得られなかったのであれば、計画自体が甘かったのかもしれません。

計画自体が予定通りに進められなかったのであれば、「予定通りにできなかった」で終わりにせずに、どの程度計画とずれてしまったのか。なぜずれてしまったのか。次回からはどうしたらよいか、までをじっくり考えましょう。

そこまで時間をとって、過去の自分と向き合い振り返ることでやって、次回にむけた改善効果を発揮するのです。

前提として学習計画を具体的に立てる重要性

学習計画の振り返りといっても、そもそも学習計画をたてていなければ、振り返ることはできません。

今後のためにも振り返りのためにも、学習計画を具体的に立ててテストに臨むことが非常に重要です。

テストなど締め切りがあれば、いつ・何時に・どの位何を勉強するか、まで具体的に計画を立てましょう。計画は頭の中ではなく、紙に書き出すところまでやることがポイントです。

【小学生の英語の苦手Q&A】子どもが英語の勉強をしないのですが、どうしたらいいですか?⑦~スケジュール事前設定

 

 

学習計画と振り返りは大人が助ける

テスト結果に悩んでいる場合、学習計画と振り返りは親や家庭教師の先生など、大人が伴走してサポートしてあげましょう。

自分一人で解決できる子どもであれば、そもそもここで悩みません。

自分で解決できない子どもだけらこそ、自立して学べるようになるまで、大人がサポートしてあげましょう。

そもそも自分とじっくり向き合う振り返りは大人でも難しいものです。

例えば、食べる量を減らして運動すれば、誰でもダイエットできます。

そう言ってしまえばシンプルで簡単ですが、だからといってなかなか自分でそれが実行できないので、大人でもトレーナーのような伴走者の力を借りるのです。

子どもであればなおさらではないでしょうか。

正しい振り返りができれば結果はついてくる


計画を立てて正しい振り返りができれば、結果が悪いまま改善しない、ということはありません。

シンプルですが非常に効果的なので、思うように結果が出ない時ほど、ぜひ意識してみて下さい。