子どもの英語教育と親の関わり③~学ぶ意味

子どもの英語教育に、親はどう関わるべきか、何ができるのか。

私たちが英語教育に10年以上関わる中で、子どもの英語学習に関する親の関わりは、よく相談を頂く内容です。

家庭の数だけ正解がある一方で、英語を頑張って学ぶ子どもたちを見守る中で、どういう家庭がうまくいっていたり、課題を抱えているか、ということも見えてきました。

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親が勉強の意味を語る

親の関わりを考えるシリーズ、今回は「親が勉強の意味を語る」についてです。

親が何を嬉しく思うのかを伝えるだけでなく、なぜ学ぶことが大切なのかを語ることも大切です。

「勉強しなさい」と言われても、頭ごなしに繰り返しそう言われるだけでは、なぜ勉強するのかがわかりません。子どもでも、理由もわからず何かをしろと言われれば辛いのです。

子どもが学ぶことを応援するならば、なぜ学ぶべきなのか、なぜ学ぶことが大切なのかを、親が真摯に伝える必要があります。

なぜ学ぶべきなのか、学ぶことが大切なのかは、親が本気で思っていることを自分の言葉で語ることがいいと思いますが、個人的には学ぶこと自体の楽しさや喜びが伝えられるといいと考えます。

学びの重要性を語る親は良い見本となっているか


学ぶことが大切だと親が言っている親は、自分が学ぶ姿を子どもに見せているでしょうか。

例えば本を読むことが大切だ、と言っているのに全く本を読まない人に説得力があるでしょうか。

親が楽しそうに毎日本を読んでいる姿を見るだけでも、子どもには影響があるでしょう。

「背中を見て学ぶ」という言葉があります。これはとても大事なのです。

もちろん重要なことは、背中を見て学ぶだけでは足りません。

口頭でもはっきり伝えて欲しいですが、「誰がそれを語るか」「その人は本当にそう思っていて実行が伴っているか」は、信頼性に関わる大切なことです。

学びの意味は繰り返し伝える

同時に認識しておいて欲しいことは、年齢が若い程「学びの意味を熱心に主張しても伝わりにくい」ということです。

例えば幼稚園生に「将来英語が必要だから英語を学ぼう」といっても、まだ生まれて数年の子どもが将来のイメージや、将来必要なことに思いをはせることは難しいでしょう。(だから 子どもの英語教育と親の関わり② で書いたように、親が何を喜ぶかを伝える、というアプローチも行います。)

しかし伝わりにくいからといって、言う必要がないということではありません。

学ぶ理由をしっかり伝え続ける、良い見本を示すことで、いつかメッセージが心から伝わる日が来るはずです。

伝える努力をしないと、理解されることもありません。

大切なことは折を見て時をみて、繰り返し伝えるようにしましょう。

 

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子どもの英語教育と親の関わり④~レッスンや塾を休まない

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【子どもの英語教育】親は教えた方がいいか

子どもの英語教育と親の関わり①~親の関わりがすべて

子どもの英語教育と親の関わり②~「宿題したの?」はNG