子どもが間違いや失敗を恐れる場合、「失敗OK」だけでは不十分だと言ってきました。
「間違えてもOK」では不十分?
▼失敗できる環境づくりの努力を
ただ「失敗=挑戦は歓迎」と言うだけで、子どもがどんどん挑戦するようになるわけではありません。
周囲の大人は本当にその姿勢で応援していることを示し、失敗しても大丈夫なのだ、と示す必要があります。
▼言い続ける・評価する・やってみる
そのために必要なことは3点です。
1つ目は「失敗=挑戦は歓迎」というメッセージを発信し続けることです。以心伝心を期待するより、しっかり何度も伝えなた方が効果的です。
2つ目は、子どもが挑戦して失敗したら、その挑戦を大いに評価することです。挑戦は歓迎と言っていたのに、いざ失敗したら怒られた、では子どもは次から挑戦しなくなります。
3つ目は、大人が自らやってみて、挑戦や失敗を見せることです。周りにいる人が全然失敗しないより、挑戦・失敗から学ぶ姿勢を背中でみせる方が、説得力が増すのは当然です。
▼失敗する前にインプットを
必要以上に失敗を恐れてしまう生徒が多いので、ここまで積極的に実践して失敗する意義を伝えました。
ただ1つ注意点があるとすれば、知識も努力も全くない中で、いきなりただ「やってみる」だけの効果は頭打ちということです。例えば中学1年生程度の英語力しかないのに、後は実践のみ、では単語をつなげた会話しかできません。
インプットせずに挑戦(アウトプット)しても成長は少ないということも覚えておいて欲しいです。