子どもの英語教育に、親はどう関わるべきか、何ができるのか。
私たちが英語教育に10年以上関わる中で、子どもの英語学習に関する親の関わりは、よく相談を頂く内容です。
家庭の数だけ正解がある一方で、英語を頑張って学ぶ子どもたちを見守る中で、どういう家庭がうまくいっていたり、課題を抱えているか、ということも見えてきました。
今回は宿題をめぐるコミュニケーションから、子どもの英語学習に関する親の関わりについて書きます。
毎日「宿題やったの?」はNG
親は自分が子ども時代を思い出して欲しいのですが、この質問がどのような効果があるかを、覚えているのではないでしょうか。
結論としては効果はないどころか、マイナスです。やる気がなくなります。
育児の現場の声として、これを全く言わないことは難しいという人もいるでしょう。
ただ親にも子どもにもメリットはないので、心がけとしては「宿題したの?」はできる限り言わないようにして欲しいです。
親自身も実はこんなことを毎日言いたくないですし、これで強制的に勉強したとしても、ただ命令に従っているだけで、勉強が好きになることは稀でしょう。
親子にとって何が嬉しいのかを伝え努力をほめる
子どもの学習への親の関心を伝えることは大事ですが、それは毎日宿題をやったか聞くことではありません。
小さい子どもの場合、親が喜ぶことをやりたい気持ちが強いので、宿題したり学習したら、親が嬉しく思っていことを伝えましょう。
そして時々なぜそうすると嬉しく思うのかを、伝えるといいでしょう。子どもの成長を喜ぶからこそ、努力は素敵だと伝えるのです。子どもは最初は親のためにやっていたとしても、将来的には自分のことを想って喜んでくれていることを理解するのです。
最終ゴールは自分で学べる子どもになること
子どもの学びの最終ゴールは、命令されたら学ぶようになることではありません。
学びたい、必要だと思ったら、自ら学べるようになることです。
その前段として子ども時代に大切なことは、学びの習慣をつけることです。
学びが習慣になる、そこに到るまでの過程を応援するために、親の関わりがとても大切なのです。
子どもの英語教育と親の関わり③~学ぶ意味
子どもの英語教育と親の関わり④~レッスンや塾との向き合い方
【保護者インタビュー①】子どもの家庭英語学習の成功の秘訣は?
【保護者インタビュー②】子どもの家庭英語学習の成功の秘訣は?