「英語を早いうちに学び始めた方がよいか」
よくある議論ですが、正直この質問をしている時点で、質問者の答えは決まっているケースがほとんどですので、信じる道を進むのがいいと思います。
本記事では、早く学ぶことの3つのメリット「楽しさ・発音・時間」について、解説します。
▼早く始めて悪いことはなし
英語を早く始めるといっても、どの年齢で始めるか、どの程度やるか、何をするか、そもそも何を目的としてどのレベルを目指すか、によって大きく違います。
一般的に早いほうがいい、と言う点は私も賛成です。多くの人が、経験的に感じていることでもあると思います。
複数言語を早い時期からスタートすると良くない、と主張する人もいますが、その論争に決着はつきません。早期語学教育といっても、内容や期間、やり方、結果に対する原因に様々な要素があり、この議論に科学的真理を導くことはないでしょう。
大きなデメリットや懸念が立証されているわけではないので、親が信じる道を進むことがいいと思います。
▼早く英語を学び始める3つのメリット
私が早く始めた方がいいと思う理由を挙げてみます。
1)早く始めた方が自然と楽しく学べる
英語を勉強や科目として見るのではなく、自然と英語がある環境を楽しむ、と言う意味では年齢が幼いほど親しみやすいです。
大きくなってから、勉強として英語に取り組むと、勉強を嫌なもの辛いものと認識している人には、やりにくく、学ぶことも大変でしょう。
英語を勉強と思わずに、自然な環境で学び始めるという意味で、早めスタートはいいのです。
2)よい発音は若い方が習得しやすい
どう学ぶかという要素も非常に大きいですが、年齢が若い方が、音を聞き分ける能力が高く、よい発音が身につきます。
帰国子女が子どもの頃に数年アメリカに住んだだけで、アメリカ人のような発音ができるのに、大人になって同じ年数を住んでも、そのような発音はできません。これと同じ話です。
専門的には言語臨界期と言いますが、音の聞き取りや発音については、若い時期が有利です。
3)早く始めた方が学習時間量を得やすい
しっかりと英語を身につける場合に、英語を学ぶ時間量が必要になります。3000-4000時間という膨大な学習時間量を確保するためには、若い頃から始めた方が時間を取りやすいです。
子ども達は大きくなればなるほど、学校や部活・友人関係などで忙しくなり、英語ばかりに時間をかけることは難しくなります。そういった意味で、時間的余裕がある小さい頃から英語に触れ方が、英語との接触時間を積み重ねやすいです。
早く始めることで、学校英語が始まった時に得意科目にしやすいです。得意科目になる→成績がよく周りからも評価される→より頑張りやすい、というプラスのサイクルを回しやすいことは、大きなメリットです。