幼い子どもの英語学習にとって、絵本は子どもが英語にふれるいい機会です。
子どもが英語本を読むときには、大人と違った特徴もあります。
今回は絵本などを読み始めたばかりの、主に就学前児童を対象に、レッスンでも気をつけている、親が子どもと一緒に英語を読む時のポイントについて、解説します。
目次
子どもの英語絵本の3ポイントは楽しさ・繰り返し・想像力
親が子どもの英語絵本を一緒に読むとき、大きなポイントは3つです。
楽しく読もう
英語絵本読書を「ザ・勉強」な時間にしないようにしましょう。
せっかくの親子時間ですので、お互いに楽しく読む時間にしたいですね。
絵本を読むという行動を、やらなくてはいけない勉強、のように扱ってしまっては、楽しい読書がそうでなくなってしまいます。
子どもも大人も、一緒に楽しみながら読むことを前提として、取り組みましょう。
繰り返しを歓迎する
大人と違う子どもの特長として、子どもは「繰り返し」に強いですし、それが大好きです。
大人であれば、1,2回読んでしまえば飽きてしまう本や動画でも、子どもは何十回読んでも大好きな絵本は大好きです。
子どもが同じyoutubeを繰り返し見続ける行為を思い返すと、想像しやすいのではないでしょうか。私もこれまで最も何度も見た映画は、自分の大好きな映画ではなく、子どもと一緒に見た「Sing」です。素晴らしい映画ですが、30回以上見ました。
そういった意味で、家庭学習用に英語の絵本を買う場合は、何回でも繰り返し読める名著を中心にオススメしましたが、自分で選ぶ場合も、繰り返し読むことを前提に、絵や話が好きなものを選ぶことが正解です。
子どもの英語教育~オススメの初めての英語絵本3冊
書いている文章以外の話もしてみる
英語絵本は子ども向けで絵が中心の本ですので、当然ながら文字数や文章が少ないです。
大人が普通のスピードでよめば、1分程度で読み終わってしまうものが多いでしょう。
もちろん、ただ読むだけの日があってもいいのですが、絵本は「絵」本ゆえに、たくさんの情報が絵からも読み取れます。
それぞれのページで、気になったことを話すようにしてみてください。
例えばオススメ絵本で紹介したBrown Bearは、YUBU CAMPで英語初心者の子どもたちが皆最初に読む本ですが、この本では、表紙に「茶色の熊=ブラウンベアー」が描かれています。
まだ表紙で話を読み始める前ですが、ここだけでも例えばレッスンでは色々な話をします。「これは何の動物?」「何色?」「(体の部位を指して)ここは何て言う?」「足はいくつある?」など、色々思いつきます。表紙だけで次のページに行く前に5分10分使います。
既に英語を学んでいる子であれば、「あなたは何の動物/色が好き?」とか、「この動物は何を食べるのかな?」のような質問をしてもいいでしょう。
YUBU CAMPのレッスンでは、この本を使う前に、色や動物・数字を他のワークで学び、その復習を兼ねて、絵本の時間でも繰り返し同じ内容がでてくることで、理解や記憶が進みます。
もちろん家で親子で絵本を読む時はレッスンではないので、そこまで読み方のイメージや手順を意識する必要はありませんが、楽しみながら繰り返し読む、書いている文章以外にも想像を膨らましてみる、というポイントを意識して絵本時間をお楽しみください。
親が読まなくても子どもが家で英語本を楽しむことはできる
親が必ずしも一緒に絵本を読めない時もあると思います。
そうした場合でも、ご家庭での英語学習をあきらめる必要はありません。
Raz(ラズ)のように、オンラインで何千冊もの英語本が読み放題で、さらにネイティブの読み上げ音声機能付のサービスもありますので、そういうものを利用すれば、リーディングもリスニングもご家庭で学習することはできます。
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