私が子ども達の英語教育に10年以上関わる中で、小学生の英語学習で、親御様からよく頂く質問・疑問に答えていくシリーズです。
今回はこの重大な質問の回答シリーズの第2弾です。
小学生の英語Q&A:子どもがうまく英語の勉強しないのですが、どうしたらいいですか?
前記事では、実際にどうするか以前の話で、英語学習にマイナスを持ち込まない、苦手・嫌いという感情を持たないことの重要性について書きました。
【小学生の英語の苦手Q&A】子どもが英語の勉強をしないのですが、どうしたらいいですか?①~苦手回避
今回のポイントは、こちらの2点です。
・なぜ子どもは英語の勉強しないのか
・英語学習はモチベーションに頼ってはいけない
なぜ子どもは英語の勉強しないのか
子どもに英語の勉強をして欲しいと思うならばまず、なぜ勉強しないのか、を考えてみましょう。
多くの場合、実はここに深い理由はありません。
圧倒的に多い、英語学習が進まない理由は、「面倒くさい、なんとなくやる気がでない」というものです。
実はこれは大人でも同じですね。
ダイエットしなければと思っても3日坊主、みたいなことは大人でも往々にしてあることです。やるべきだということを理解しているということと、理解しているからそれをやるかということは、まったく別なことなのです。
多くの大人がダイエットを成功できないのかというと、面倒くさい、やらなければいけないのはわかっているけれど、なんとなくやる気がでない、ということが積み重なってしまうからです。
子ども達の英語学習もこれと同じです。つまり頭では、英語を学ばなくてはということを理解していたとしても、日々の行動となると、その理性的な理解をモチベーションに変えて、行動に移すことが難しいのです。
英語学習はモチベーションや情熱に依存しない形で
英語を勉強することが面倒くさい、なんとなくやる気がでない。
こういう気持ちに、学習へのモチベーションで対抗していくためには、それなりのモチベーションが毎日変わらず必要になります。
モチベーション頼りでいける人であればいいですが、大人のダイエットですら、モチベーション頼りでは続きません。
同じ人間でも体調が悪かったり、その日に嫌なことがあれば、モチベーションは下がります。
モチベーションに依存しながら勉強しようとすると、なかなか継続が難しいです。
子どもであればなおさらです。
モチベーションや情熱は簡単に上下します。
この前提を受け入れた上で、モチベーションに左右されない学習環境・学習姿勢を身につけられるように、子どもの学びを見守っていましょう。