【子どもの英語学習】一番やってはいけないこと

いつも子どもの英語学習や英語教育で、大切なことについて述べていますが、今回は逆の視点で、英語学習で一番避けなければいけないこと、について書きます。

たくさんの子どもたちの英語学習を見てきましたが、すべての前提として、とても大切なポイントです。

英語学習で不幸な子どもがうまれないように、くれぐれも注意してみてください。

 

【子どもの英語学習】一番避けるべきことは英語嫌い

極論すると、英語の能力やスキルが不足している場合は、学べばいいだけです。

レッスンやプログラムも、もちろん良い方がいいにこしたことはありません。

しかし究極的には、学ぶ気があって、そこに努力と時間を投入できるのであれば、学習効率が悪くても、回り道をしても、長期的には英語力アップはできるものです。

本当の英語嫌いにしないこと

たくさんの子ども達の英語学習に伴走する中で、本質的に根深くて難しい問題が、本気の英語嫌いです。

一度「嫌い」と思ってしまうと、その感情を変える事は簡単ではありません。

一時的にやる気が出ない時と混同しない

英語学習は何年もかかる話なので、常にモチベーション高く勉強できるわけではありません。

長年やっていると、やる気が出ない時期はあります。

これ自体はそうした時期もあるよね、という理解をもちつつ学習を続けられれば、さほど問題ではありません。

しかしこれと本気の英語嫌いを混同してはいけません。

本当に英語が嫌いになってしまったら、簡単にはなりませんし、英語を学ぶ時間=苦痛、となってしまうのです。

周りの大人に強制されれば、もっと嫌いになって負のループに入りかねませんし、そんな状態でレッスンをしても、やる気は出ないですし、学は遅いです。

 

学び初めが大切

そういう意味では、最初が非常に肝心です。

もちろん初めてのレッスンで緊張してしまったり、調子が出ないこともあるでしょう。

先生を変えて解決するならば、それも1つかもしれません。初めての英語で英語嫌いになってしまうことのリスクははかりしれません。初めての英語ならば、塾や英会話スクールをやめることで、傷が浅いうちにリセットもできます。

本気で嫌っていることは、子どもを観察すればわかります。初めての英語学習で、子どもが本気で嫌っていることを、続けさせてはいけません。

正直な話として、小学生低学年など幼い年齢で初めての英語学習をスタートして、3か月以上やって嫌いであるとしたら、それはすぐに辞めた方がいいです。

逆に言えば、最初の英語学習がスムーズにいくように、少なくても嫌いと言いださないように、最初の1,2カ月は大人もそこに全力を尽くしましょう。先生たちはもちろん、親も全力です。

ここで嫌いになる、または好きになる、がその子の長い人生に大きな影響を及ぼす可能性があると考えると、とても大事なタイミングなのです。

子どもの英語レッスンやスクールの選ぶ3つの視点については、こちらの記事に書きましたので、参考にしてみてください。

【子どもの英語・英会話レッスン】何を求めてどう選ぶか・大切な3つのポイント

 

【子どもの英語レッスン・塾の選び方】レッスン形式の選択が大事!

子どもの英語教育と親の関わり①~親の関わりがすべて

子どもの英語学習の危険信号

【子どもの英語教育】親は教えた方がいいか