子どもの英語教育をする上では、親の関わりがとても重大です。
それは子どもの英語教育をオンラインレッスンや塾にお願いしている場合でもそうですし、そういった外部サービスを受けていない場合は、なおさらそうです。
英語学習でたくさんのご家庭を見てきた経験から、本記事では子どもの英語教育について、親が教えた方がいいのかどうかについて書きます。
目次
子どもの英語教育、親は教えた方がいいか
親が子どもの成長や努力に関心をもっていることを、わかりやすく継続的に示す。
この重要性についてはこちらに書きましたが、今回はもう少し具体的な関り方で、親による英語指導について考えてみましょう。
子どもの英語教育と親の関わり①～親の関わりがすべて
親が英語を教えた方がよいケース
親が子どもの英語教育に関わるというと、「親が教える方がいいか」とよく質問を受けます。
その答えはYesでもNoでもあるのですが、その判断基準は「親が教えてうまくいくかどうか」です。
親子関係が良好で、大好きなお母さん・お父さんから教えてもらうことでやる気がでるならば、どんどん一緒に学びましょう。
その一方で「勉強を教える」となると、うまくできないと、たくさん怒ってしまったり、ストレスがたまって、指導することが親子関係に大きくマイナスになる場合もあります。
誰よりも近い親子だからこそ、余計にアツくなってしまったり、うまくいかないこともあります。ストレスゼロで教えることは現実的には少ないと思いますが、そのストレス程度やマイナス影響が大きい場合は、控えた方が親子のどちらにとってもいいでしょう。
親の「英語ができない」「発音がよくない」は気にしなくてよい
英語の場合、「発音が良くないし、私は英語ができないので、教えて大丈夫か」という親の悩みもあります。
親が英語が得意でなかったとしても、子どもが小学生やもっと幼い場合、知識的に教えられないということは少ないでしょう。そうした場合は、気にせず一緒に取り組んでみましょう。
スキーで例えると、親が上級者でなくてもボーゲンができれば、子どもにそれを教えることはできるはずです。
英語発音は色々。ネイティブがよければ、ネイティブの先生に。
英語の発音は色々です。ネイティブスピーカーといっても、イギリスとアメリカは大きな違いがあります。
そこまで親の発音を気にする必要はないですが、嫌な場合は無理せずにネイティブが発音する教材やウェブサイトを利用すれば問題ありません。
学校だと、日本の学校の先生の話す英語は日本語なまりの英語ですし、フィリピン英会話はフィリピンなまりの英語です。
その上で、例えばアメリカ英語を身につけて欲しいと思う場合は、そうした英語を話す先生から習うことがよいでしょう。私たちが運営しているYB KIDSでは先生は皆アメリカ人プロ講師なので、アメリカ英語を学ぶにはオススメできますし、逆にイギリス英語を学びたい場合には違うサービスでイギリス人の先生を探した方がいいでしょう。
子どもに英語を教えることで親の英語力が上がる
色々な家庭を見てきてわかることは、子どもが小さいほど、副次的に親の英語力向上にもつながるということです。
親は英語を教えたり、英語で話そうと、小さな子どもに向けて一生懸命話しかけ、大きな声でゆっくり繰り返し発声し、歌います。
小さい子どもの英語活動は発声を伴うアウトプットが中心なので、そうすることで親はいつの間にか、はっきり大きな声で英語を発するようになるのです。
貴重な親子時間を何に使うかという視点
教える力があり、教えることが親子関係にマイナス作用しない場合、親が教えることは問題ないでしょう。
しかし忙しい親御さんの場合、せっかくの親子時間を勉強にあてたくない、という人もいるでしょう。そういう場合は、塾や学校を活用することで、親子時間をそこにあまり使わないという判断もできます。
貴重な親子時間には無限にあるわけでないので、親子としての時間を何に使うべきなのか、という視点は大切です。
子どもが小さな子どもでいてくれるのは、そんなに長い間ではありません。親にとっても子どもにとっても、時間こそが最も貴重な資源です。忙しい毎日だからこそ、その親子時間をどう使うか、を立ち止まって考えるといいかもしれません。
親だからこそ子どもにできること
正直英語をふくめ、勉強を教えることはことは、親でなくてもできます。
塾や家庭教師、学校を活用することで、他の人に頼むことが可能です。しかし家族で祝う誕生日は、他人を雇って誰かにやってもらうことはできません。
また教えるという積極的な行動までしなくても、日々学習をしているかという確認は、親でないとなかなか難しいものです。
親だからできること、他人にもお願いできること、という視点で親子時間を考えてみることはオススメです。
もちろん勉強を一緒にする、行為自体に親子の価値を見出すケースも大いにあります。親が勉強をしっかりみることが、よいコミュニケーションとなり親子関係を深めるものであれば、一緒に勉強をすることは、とてもよい親子時間になるでしょう。
親子で楽しみながらできるならば、是非一緒に取り組むことをオススメします！
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