英語教育:子ども達が学びやすいTPRとは何か

子どもが英語を学ぶ時に考えることは、その子の英語レベルだけではありません。

英語レベルとは別に、その子の年齢や成熟度に応じて、どのようなレッスンが適しているのか、どの程度の集中力があるのかを考えながら、レッスンをしていきます。

 

▼幼い子どもの集中力に合わせた学び方

幼稚園や小学校低学年の年齢だと、デスクに向かって同じワークを集中して30分続けられる子は、多くはありません。

YUBU CAMPではこうした年齢の子どものレッスンは、集中力がそんなに続かない前提で組み立て、1セッションを3分とか、長くても10分程度など、飽きがこない短い単位に区切りながら行います。

また色々なワークを取り入れたとしても、ずっと机に座って同じ形式でレッスンを行うことが難しいので、デスクに向かうものだけではなく、体を使った学びを取り入れることが大切になります。
(子どもの集中力に応じますが、YUBU CAMPでは1年生でも1on1で90分レッスンなど、一般的なレッスンより長く集中的なレッスンが多いです。)


▼幼い子どもは体全体を使って学ぶ

幼い子どもは、動きをつけながら学ぶ、ことでよく学べます。

これをTPR(Total physical response)といい、日本語だと全身反応教授法と言います。

専門用語を使うと小難しく聞こえますが、要は人は動きを伴った学びの方が忘れにくいから動きと一緒に覚えよう、という話です。

振り付けと一緒に学ぶと歌も覚えやすいとか、歌と動きで覚えると覚えやすい、というイメージでしょうか。

幼い子どもが、ずっと机に座って学ぶスタイルだと集中が続きにくいという文脈でも、こうした動きを使った学びを積極的に取り入れていくことは、重要です。


▼歌と動きを使って学んでみよう

色々なやり方がありますが、具体的な方がイメージがわきやすいと思いますので、ここではYUBU CAMPでもよく使う2つのアクティビティを紹介します。

例えば下記動画で、「Head shoulders, knees and toes」であれば体の部位、「Hokey Pokey」では体の部位や右左などを、歌を通じて学ぶことができます。

この際に歌うだけでなく、動きをつけて歌うことで記憶が強化できます。また小さい子ども程、歌やダンスに抵抗がなく楽しめるので、TPR向けで楽しく学ぶことができるのです。