子どもの英語教育の選択肢の1つでもある、日本国内でも英語で学べるインターナショナルスクールが増えています。
今回は2023年9月に開校予定マルバーン・カレッジ東京の紹介をします。
マルバーン・カレッジ東京
創立150年以上の歴史を持つ英国の名門校マルバーン・カレッジ(Malvern College Tokyo)は、東京発の英国系ブランドのIB一貫スクールとして、2023年9月に東京校が小平市に開校します。現在世界展開を進めており、東京は10校目となるようです。
初等教育と中等教育で国際バカロレアを提供予定です。少人数制のクラス、専任のチューターによる指導を行い、ハウス制度や教科学習以外の活動機会も提供されます。寮はなく、通学が前提となります。
入学(アドミッション)
2023-24年度の入学願書は2022年6月末から出願期間が始まっています。入学の2年前から応募することができます。
指定の年齢ガイドラインと入学基準を満たす生徒が受験可能となっています。
年齢ガイドラインは、基本的にはPrep1が9月始まりの小学校1年生に該当します。詳しい年齢早見表は以下のガイドラインをご参照ください。
https://www.malverncollegetokyo.jp/ja/age-guidelines
選考では、入学を希望する生徒と保護者の面接に重きが置かれるようです。これは、マルバーン・カレッジの教育機関としての価値観と、入学希望者家族の価値観がどのように一致するか見極めるためとのことです。そのため、説明会などの出席を通して価値観を知り、面接対策を行うことが重要になるでしょう。
入学審査と面接
入学基準については、明確な英語レベル等は示されていないものの、審査や面接を通じて年齢に相応した学習スキルと認知能力を示す必要があります。
こちらのサイトからの引用になりますので、詳細・最新情報は審査方法は以下のページをご覧ください。
https://www.malverncollegetokyo.jp/ja/assessment-result
マルバーン・カレッジ東京での言語は主に英語ですが、日本語と日本文化をカリキュラムに組み込んでおり、日本語の授業を毎日受講することを生徒全員に義務付けています。初心者から上級者まで、様々なレベル向けのクラスがあり、生徒の語学力に応じてクラス分けしています。
審査形式
出願者は、審査や面接を通じて、英語カリキュラムに参加できる能力があることを証明する必要があります。すべての審査は年齢に相応しており、生徒の学習スキルと認知能力の評価を目的とします。審査には面接があり、言語は英語で行われますが、日本語の補助が利用できます。審査の目的は、生徒それぞれの言語学習のポテンシャル、ならびにマルバーン・カレッジ東京のカリキュラムに参加して成果を得る能力を探ることです。
審査方法
幼稚園(8月31日時点での年齢が3-5歳)
各種活動に取り組む観察セッションに参加していただきます。Prep 1からPrep 3
英語力、認知能力と運動能力、趣味や興味を知るための個人またはグループ面接を受けていただきます。その後、生徒と保護者に対する英語での面接を行います。必要に応じて日本語で補助します。
提出可能であれば、過去の成績表の確認を行います。Prep 4からFoundation Year 3
英語の読み書き、非言語的・数量的推理力を調べるための年齢別のオンラインテストとライティング課題を英語で行っていただきます。その後、生徒と保護者に対する英語での面接を行います。必要に応じて日本語で補助します。
過去の成績表も確認します。マルバーン・カレッジ東京は、多様で多文化な学校づくりを目指しています。合否判定においては、当校の価値観と、入学希望者のご家族の価値観がどのように一致するのかを考慮します。このため入学審査においては、保護者と生徒との面接が必須です。最低1名の保護者/親権者のご参加をお願いしています。
言語と行動スキルに関する要件
以下に示す、年齢別の入学基準をご覧ください。
幼稚園(8月31日時点での年齢が3-5歳)
合否判定は、お子様が正式な学校教育に参加する心構えができていること、トイレに一人で行けること、教室の環境に馴染むことが可能であるという点にも基づいたものとなります。英語をまったく話せない、あるいは最低限しか話せないお子様の受け入れも検討します。Prep 1-3
英語に堪能であることが望ましいものの、以下の条件も満たす場合は、英語力が最低限の生徒についても受け入れを検討します。
・年齢相応に成熟している
・教師が最小限補助するだけで、与えられた指示を理解し、実行できる
・年齢相応の課題を期限内に完了できる
・教師は、生徒の発達が、年齢相応の母国語能力、社会性、行動スキルに則したものであるとみなすPrep 4-6
年齢相応の優良な(英語での)コミュニケーション能力および学力、ならびに社会性、行動スキルを有することが期待されます。英語力が基礎的な出願者であっても、強い学習意欲を示している場合、受け入れを検討します。必要に応じて、生徒の英語力強化のためにEAL(English as an Additional Language)サポートやクラス分けをすることもできます。Foundation Year 1-3
学習内容が高度化することから、中等教育での教科過程に取り組むために、十分な英語力を示すことが期待されます。確実にすべての学習活動に参加するには、年齢相応の(英語での筆記および口頭での)学力とコミュニケーション能力が不可欠です。英語力が脆弱な出願者については、以下の場合に受け入れを検討します。
・ご家庭で英語学習を広く支援することができる場合
・EALまたはクラス分けプログラムによって、語学ニーズに対応できる場合保護者が英語に堪能で、生徒の言語面と学習面の発達を十分に支援できる生徒を優先的に受け入れます。
学習強化
マルバーン・カレッジ東京には、軽微から軽度の学習上のサポートを必要とする生徒の学習を支援する専門チームがいます。少人数のチームとして立ち上げますので、出願段階で全生徒を審査するものの、当校に該当生徒を完全に支援できるリソースがあるとみなした場合のみ受け入れます。生活環境
マルバーン・カレッジ東京の運営は全日制で、寄宿施設はありません。生活環境は各家庭で整えてください。当校の安全保護ポリシーでは、生徒が最低一人の保護者または親権者と同居するよう義務付けていますのでご注意ください。短期間であっても、生徒が一人暮らしすることは許されていません。
アドミッションの必要な提出書類・制度
1)申請者写真
2)本人確認書類
3)成績表と推薦書
過去2年間の成績表または成績証明書と、日本語または英語の推薦書2通
4)その他書類
出願者の英語の読み書き能力、一般的な学力、学習能力などを示すもの
入学優先制度も存在するようです。
・マルバーン・カレッジ東京に通っている生徒の兄弟姉妹
・オールド・マルバーニアン(卒業生)のお子様
・他のマルバーン・カレッジ校からの転校生(最低2年間在籍し、成績優秀であること)
・多国籍企業向けの入学者受け入れ特別方針の対象となる企業の生徒
・国籍、民族、宗教、年齢、性別などの面で多様性をもたらす生徒
・学習に真の関心を示し、自主学習の能力がある生徒
[基本情報 マルバーン・カレッジ東京]
場所:東京都小平市
人数:小中高合わせて最大950名
設立:2023年9月
共学/男子校/女子校:共学
対象:小学校1年生~中学校2年生、2026年までに高校3年生まで拡大
外国人の割合:未開校のため不明
学費
入学費用:登録料30万円+校舎整備費用30万円+保証金27万円(日本在住者)54万円(海外出願者)
学費(年額):250万円(小学校)260万円(中学)+2年目以降はメンテナンス費用として25万円/年
教育プログラム:国際バカロレアプログラム(IB)
一条校かどうか:不明
アドミッションに必要なこと:申請者写真、本人確認書類、成績表、推薦書
親の英語力:ある程度必要